ワイの若かりし頃、ここ広島市十日市町に住んでました。
あの頃(今も?)は、夜の蝶達が住んでいるエキセントリックなエリアでして近くの24時間スーパーは0時を過ぎると妖艶な香水の匂いが漂ってるそんな大人な町。都心部まで市内電車やバスもあるし、歩いてもさほど苦ではない程よい距離感で、スーパーやコンビニ、病院なども徒歩圏に揃う一人暮らしには最高の立地環境。
その頃、よく通っていた「寿楽亭」という名の昔ながらの広島風ラーメン(醤油豚骨)に行くつもりで久々に十日市町へ赴いたんですが…。
ランチ時間帯に閉まってる!?
しかも張り紙がしてあります。まさか、閉店したのか?
以前から60代であろう、美人マダムがお一人で切り盛りするお店でしたから嫌な予感がして、その張り紙をよ~く見てみると、
ああああああ、やっぱり休業しとる。
しかも、病気療養とは…心配です。
完治されて、あの心温まる一杯を楽しみにしております。
では、第二候補だったこちらも広島風つけ麺(一般のつけ麺とは違って、つけダレはラー油や唐辛子等で辛いのです)の老舗店「冷めん家」さんへ。
厨房内も相変わらず清潔感そのもので、無駄なものが置かれてない感じ。
ただ、時代の流れかカウンターの端っこにザルがぶら下げてあって、支払いは客がやるシステムでしたが、レジが置かれてて少し寂しかった。便利になると昔のわずらわしさも懐かしく感じる…オヤジになりました。
さて、最近は辛いのもいける口になってるきてるハズなので、麺の量は普通で1段階辛く注文してみます。
待ってる間、店内をボーっと見てたらシックな店内に似つかわしくないポスターがデカデカと貼ってあるのでよ~く見てみると、アイスクリームのポスター?老舗のつけ麺屋でなぜ?
そんな思いで、厨房の店員さんを見てるとご主人と、恐らく奥様と思われる方によく似た若い女性がいらっしゃる。娘さん?っぽい。
そこで何となく納得。ポップなポスターもきっと娘さんが新たなメニューを考案されたのでしょう。個人的には、昔のようにつけ麺のみでやってほしいですがね。
と思いにふけっていると、きれいに盛り付けされた一皿が。
早速、実食。
相変わらずキャベツのシャキシャキ感がたまらんですが、つけダレが辛くて唇まわりがヒリヒリしてきた…。(「この軟弱者!」ってセイラさんにどやされそう。)
あと、辛さのためなのか旨味のようなものを感じれず、物足りなさが残った。
久しく、広島風つけ麺(辛いやつ)を食べてなかったからか、「寿楽園」の口できたのもあったからか、近々また食べにこようとまでは思えなかったけど、中毒性の高い食べ物なので少し時が経てば気持ちが変わるのかも。
ご馳走様でやした。
お味:★☆☆ 旨味(辛味):★★☆ 店員:★★☆ 清潔感:★★★
■店名:冷めん家
ジャンル:つけ麺
所在地:広島県広島市中区十日市町2-9-21
連絡先:082-291-0004
See you later !